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2018.06.02 [ コラム ]

コラム11:夏をあきらめないで

今回は「コア抜き」にまつわるお話。

私たちディックが、中古マンションの部屋をリノベーションしようとする時に、頭を悩ませることの一つに「エアコンのスリーブ(壁の配管用の穴)」の件があります。

 

マンションの外壁には、建設時点でキッチン・水回りの換気やエアコン配管の為のスリーブ(穴)が空けられています。

 

近年建築のマンションには、ほとんどの部屋にエアコン設置用のスリーブが空けられていますが、リノベーションのメリットが活かせる中古マンションには、全部屋にそのスリーブがないことが多いのです。

 

 

近年猛暑続きで、この北九州市でもエアコンなしの暮らしはなかなか厳しいものがあります。高齢の方が、室内で熱中症になるニュースも見聞きします。

 

必要なければ良いのですが、設置したいのにできないのはツライ!!

 

私たちとしては入居者に快適な住まいを提供したい一心なので、極力全部屋にエアコン設置できるよう、配管の工夫をして設計しますが、どうしても新たなスリーブを空けなければ設置できないケースもあります。

 

そうなると、必要になるのが「コア抜き」です。「コア抜き」とは、打設後のコンクリートにダイヤモンドカッター等で穴を開ける事です。

 

 

外壁内部には鉄筋が通っていることも多く、適当な場所に穴を空けると構造を支える大事な鉄筋を寸断してしまいかねないので、慎重な調査が必要です。

 

何より一番の問題は、外壁はマンションの共用部にあたる、ということ。

 

「壊せる?壊せない!?」のコラムでも書いていますが、外壁はマンション共用部にあたることから、勝手に専有部分の所有者が穴をあけたり改修したりしてはいけない場所なのです。

 

そのためコア抜きをするためには、管理組合に掛け合って、承諾を得て初めて実施できることになります。

 

私たちが今まで行ってきた事例では、何度も管理組合の会合開催日に足を運んでご説明の上承諾をいただき、コア抜きを行ったケースがありますが、許可されない場合もあり難しい点が多々あります。

 

もちろん、コア抜きを行わずに設計面で対処できる場合もあるので、まずはご相談くださいね!

 

 

 

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